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    ハードSFの魅力

  • 2004.09.27 Monday
  • SFというのは、言ってみればオーストラリア大陸のようなもので(笑)。彼の大陸で有袋類が独自の進化を遂げたように、SFもその「SF大陸」の中で、歴史SF、時代SF、教養SF、ユーモアSF、ホラーSF、企業SFなどと様々に分化し発展していったわけです。僕なんかは、光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」みたいな哲学、宗教がかったSFが好きで、豊田有恒や山田正紀の作品をよく読んでいたりするわけです。まあ、「最後の審判」とか「黙示録」とか、「56億7千万年後の弥勒菩薩の救済」という宗教的事柄は、それだけでSFを連想させますしねぇ。

    しかしながら本来SFは「科学小説」であるわけですから、やはり「純SF小説」というものも存在するわけです。科学的知識と論理によってプロットを展開させる小説、と定義付けもなされています。これが本来のSFの姿であることには間違いないんですが、SFが分化しすぎたため、これらは総称して「ハードSF」と呼ばれています。

    ですがねぇ…。僕は昔から数学・物理化学が苦手の文系人間でして、難しい理論立ては理解するのに大変です。だもんで、敬遠傾向にあるのは否めないのです。
    それに、ハードSFの代表作としてアーサー・C・クラークの「2001年宇宙の旅」がありますが、もう今は2004年だし(汗)。発表された時点ではハードだったわけですが、今ではファンタジーにも分類される始末。日本では小松左京の「日本沈没」も、科学的考証は凄いのですが、こう地震が続くと近未来小説ではもはやなくなり社会派小説になってしまった感があります。
    ハードSFには寿命があるのか? とも考えてしまいます。

    日本のハードSFの代表的執筆者に、石原藤夫氏がいます。この早大電気通信学科卒で工学博士の書くSFは、実に分りやすく、僕のような文系読者にも科学小説の魅力を余すところ無く伝えてくれます。
    残念ながら研究活動が主体の寡作小説家なのですが、その代表作である「惑星シリーズ」を読み返して、本当に面白い小説だと再確認した次第であります。

    「惑星シリーズ」は、惑星開発コンサルタントの調査員、ヒノとシオダが様々な惑星を訪れ独自に進化をした不思議な生物たちと遭遇する話。
    例えば「ハイウェイ惑星」は、先進異星人によって星全体に整備された道路が張り巡らされた惑星において、生物はどのように進化していったか? というお話。もちろん予想通り道路に適した車輪生物が現れるわけですが、このドーナツ型の環状生物の進化にはもう一つの「理由」があります。一種の謎解きになっているのですが、結末まで読んで正に目からウロコ(笑)。読書の快感ここに極まれり、です。
    他にも、あちこちにマイクロブラックホールがある「ブラックホール惑星」などアイディアが満載。これらが約40年前に書かれたものとはとても思えないくらい新鮮です。

    ハードSFは「難解なSF」という先入観がありがちですが、最もSFらしい、純粋SFであるからして、もう少し深みに入ってもいいのではないかなぁと自問自答しているのであります…。
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    | 2004/09/27 | 過去日記<BOYAKI> | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) |

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