老けたな、と最近よく言われます(汗)。
昔「
童顔と老け顔」という記事を書いたことがありますが、そこでも申しました通り、僕はもともと老け顔でした。小学校時代に「オッサン」というあだ名も頂戴していたくらいで。
しかしながら、その面相はそれ以上老けることなくほぼ変わらずに推移しましてね。だいたい30歳代半ばで年齢が追いつき、ようやく年相応となったようです。さらに欲目を含んで言えば、40歳代ではもしかしたら顔を年齢が追い越し、若く見られるようになった可能性もあったのです。(酒場のおねえさんたちは「えー見えないーわかーい」とよく言ってくれた。営業トークを真に受ける阿呆ですが)
自分の顔など客観的には見られないのが当然ですが、僕の顔は確かに昔とあまり変わらないようにも思えます。若いころの写真を見てもね。古い友人らには、若いなあとは言われずとも、変わらんなあとは確かに言われるんです。
カミさんに言わせると、顔に年齢を刻んでゆくのは「ほうれい線」なのだそうです。鼻の脇から口の左右に下がる溝。これが歳と共に深くなり、皺と共に顔の加齢を助長してゆくのだと。
確かに僕、顔にほうれい線って無いのね。
頬骨の出っ張りが少ないからなのかな。ともかくそれが、変わらない様に見える要因ではないのかと。
だから顔は、さほど変化はないんですよ。では何が変わったかといえば、それはもう頭髪です。
前から「よく抜けるな。薄くなったな(涙)」とは思ってましたよ。何とか髪型で誤魔化してはいるものの、風呂に入ったりして髪の毛が濡れた状態になるともう悲惨です。地肌丸見え。これでは、もうすぐ髪型で誤魔化すことも不可能になり、近いうちに「バーコード」と揶揄されるようになるでしょうなあ。
ただ、この頭髪の量は、急にそうなったわけではなく、徐々に少なくなったものです。
それよりも、白髪が増えたことが大きい。
なんかね。この一年で、髪の毛が真っ白になっちゃったのですよ。
クドクドと書きましたけど、老けた原因は実は明確なのです。白髪ですよ。
面白いもんでしてね。
個人差はむろんあるでしょうけれど、頭髪というものは、一枚岩ではない。明らかに僕のアタマには境界線と申しますかラインがあって、質が異なる髪が生えています。僕は「波平さんライン」と呼んでます。
頭頂部、つまり波平さんの「毛がない部分」ですね。この部分の髪は、本数が減ったことに加え、一本一本がとみに細くなってきました。柔らかくもなりましてね。僕は若いころは剛毛だったのですが、もうすっかりふにゃふにゃで頼りない毛質に。しかしかなり少なくなってますから、大切にしていますよ(笑)。この部分にも白髪はもちろん相当に侵食してますが、毛が細いためそんなに主張していません。
で、側頭部から後頭部。波平さんもまだ毛があるところですが、ここは若いころと同じく、現在も剛毛であると思います。頭頂部と毛の太さが全然違う。不思議なものです。
このラインはつまり、男性ホルモンと女性ホルモンの影響の境界線であるとよく言われますね。ホントのことはよく知りませんのでうかつに書いてはいけないのかもしれませんが。僕は性別的にはオトコなので、波平さんラインより下はまだ元気であるのだと。
そのライン下の髪は、しばらく前までは黒々、とまでは言わずとも多少白髪が混じったくらいで推移していたのです。ところが、この一年で一気に白髪化が進行してしまいました。
なんかね、真っ白です。
細く柔らかい髪で構成された薄い頭頂部は「白髪交じり」って感じですが、ライン下はまだ結構剛毛なので、ここが白髪になると相当に主張します。目立つんです。
したがい、急におじいちゃんみたいになってしまいました。別に玉手箱を開けたわけじゃないんだけどなー。
話がそれますが、系統的には波平ライン下の毛というのは、一蓮托生みたいな感じなんでしょうかね。
モミアゲも真っ白ですし、髭も白い。髭は剃るので気が付かれにくいのですが、入院してたときなんかはあまり剃りませんでしたから如実に表れてました。白ひげってのは、仙人みたいなもんですなあ。もっとも、僕は頬髯も結構あるので、仙人というよりシロクマみたいでしたが。
ああもちろん、その下の毛も同じ運命ですよ。
斎藤茂吉翁の短歌に、こんなのがあります。
Münchenにわが居りしとき夜ふけて陰の白毛を切りて棄てにき
北杜夫氏によれば、茂吉翁が40歳代前半頃の歌であるそうです。まあそのくらいに、白い毛が出ることは年齢的にあるでしょう。おそらく切って棄ててしまえばいいくらいの量。しかし今の僕の場合は、そんなんじゃ残念ながら追いつかない。
思ったのは、これじゃ浮気は出来ないなと(笑)。
世の中どうも不倫が流行しているようですが、あれも若さだなあ。僕はいま、妙齢の女性の前でパンツを脱ぐ勇気がもうない(あっても脱ぐな)。
そんなことはともかく。
カミさんがこの間、言いました。「染めたげようか?」と。
うーん。その手は確かにあるんだよなあ。
しかし、僕は以前人から聞いた話があるんです。曰く「毛染めは髪を痛めるよ」。
頭頂部の髪は、今の僕にとって本当に大切なんです。大事にしたいんですよ。
「ライン下だけ染めるっちゅうことは出来るんか?」
「ややこしいわねぇ。全部染めればいいじゃない」
「そんなん言うなや。負担をかけたない部分もあるねんて。部分染めっちゅう言葉きいたことあるがな」
「そういうのはあんまり器用には出来ないよ。自分でやって」
「そういうなや(汗)。後ろには目がないんや」
「鏡持っててあげるわよ」
「ホンでも五十肩で腕が上がらんのや(汗)」
そんな話をしてるうちにカミさんは面倒くさくなったのか、会話はそれきりとなりました。
そのあと、ぼんやりと考えていたのですが。
アンチエイジングが重要な場合も、それはあります。しかし外見などは「年相応」を受け入れてもいいのではないだろうかと。
僕は秋篠宮さんと同い年なのですが、あの人はもう相当前から総白髪でしたよねぇ。この歳では、そう珍しいことではない。殿下は最近染めたようですが、それはまだ小さい子供のことを考えてのことらしく。僕には子供もいませんし、別に若作りする理由もありません。最早モテようとも思いませんし(モテても全身白髪染めしないとダメですし)。
なので、慣れようと思います。
急にこうなったので、ちょっと焦っちゃったりもしたのですが、なんでもあるがままを受け入れるべきであるような気が今はしています。もう生まれて半世紀以上過ぎたんですもんねぇ。思えばいと疾しこの年月。
しかし、ちょっとよくわかんないのは、まだ眉毛だけは黒々としているということです。これ、どういう関係性なんだろ?
さて、今年の歌なんですが。
ブログ始めて長くなりました。その10何年かの間、いわゆる毎年の定点観測的な記事を書くことも多かったわけです。しかし何回か書くうちにネタもなくなり。
結婚記念日の記事はいつ止めたかな? 節分の記事も10回目で打ち止めとし、坂本龍馬生誕祭も毎年というわけにもいかず、先日のエイプリルフールにもウソ記事はあげませんでした。いまでは今日の記事と…あとは年末の〆の記事くらいでしょうかね。毎年書いてるのは。
一応昨年も書きましたよ。そのあとあたしは病床に臥したのです(笑)。
ところがね、誕生日の記事には何か一曲を添えてるんですけど、今年はもう思いつかなくなったよ。検索すればBirthdaysongはもちろんまだまだあるんですが、知らない歌や興味のない歌をチョイスしてもしょうがないですからね。
なので今年はちょっと趣向を変えて、フレディの歌を。
I Was Born To Love You youtube
フレディが生きてれば、古希ですよ。まあ古希なんて習慣は英国には関係ないでしょうが…リッチーにせよジミーペイジにせよ、あの頃のロックスターたちはみなそういう歳を迎えています。死んじゃった人も多いけど。フレディは45歳で没。あの衝撃のニュースからもう四半世紀か。
フレディは、初期の長髪時代から思えば、イメチェンが甚だしかったですねぇ。髭も濃そうですし、胸毛もあっていかにも男性ホルモン過剰に見えるんですけど、どうだったんでしょうかね。あっちのせかいは、わかんないことが多い。あっちのせかいに男役と女役があるとしたら、明らかに男役ですが、そういう役割分担なんてのはあったのでしょうか。
そして、やっぱり白髪染めはしてたのかなー。
I was born to love you
With every single beat of my heart
I was born to take care of you
Every single day of my life
「I was born to love you」というのはまあ相当に凄いセリフで、僕ならとても「僕は君を愛するために生まれてきた」なんてこっぱずかしくて言えません。外国語ならではです。
ただ、この歳なら「take care」の気持ちは、ありますね。
「ともに白髪の生えるまで」という言葉がありますが、もうとっくにそうなっちゃってますのでね。やっぱりTake careですよ。
しかしあの言葉には、「おまえ百まで、わしゃ九十九まで」っていう前段がありますよねー。あれは前から不思議で、もうとっくに白髪になってる歳でしょう。99歳ってのは白寿ですから、そこに掛けてるのかな? よく知りませんが(汗)。
ウンウン、ここ何年かで老けた気がします(-_-;)
でも、それが年を重ねていくことだと受け入れるしかない!
年を重ねてもハツラツとしたバーサンでありたいと思う今日この頃。
と、言いつつ白髪は染めています(^_^;)
そう言えばお年を召した方って眉が数本伸びてきますよね?
あれはどうしてなんだろう?
そして、眉に白髪がある方はあまり見ないような?
お元気そうで安心しました〜♪