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    干支とそれにまつわる雑感

  • 2013.04.06 Saturday
  • 少し雑感から。

    何年か前、郷土史のサイトを作ろうかと構想していた頃です。
    歴史の痕跡というものは、比較的寺社に多く残っています。なので時間があればそういう場所をよくウロウロしていました。
    ただ寺には、ちょっと入りにくいんです。
    僕の住む町には拝観料をとって公開しているような観光寺院はありませんが、それでも大きな寺であれば、たいていは門を開いておられて、境内の石造物や何やらを見たりすることはできます。
    しかし、そうではない町の小さな寺も多い。そういうお寺さんへ勝手に入り込みますと「どちらさまですか」と言われてしまいます。しかし呼び鈴を押して「ごめんください」などと挨拶しても、僕は研究者でもなければ何でもありませんから、とくに用事はないんです。「ちょっと歴史っぽいものが何かないかと思いまして」なんて言うのも恥ずかしく。で、寺院には目的がない限りあまり行きませんでした。
    ところが、神社という場所は、基本的にフリーなんですね。参詣という目的がありますので、誰が入っても「どちらさまで」とたずねられることはありません(ごくタマにありますが、稀です)。実に入りやすい。なので、神社は細かく見て歩きました。

    神社には、古い石造物が多く残されています。鳥居、狛犬、常夜燈、手水鉢。そういうものは、たいてい寄進されたもので、いつその神社に納められたものかが彫りこまれています。明治以後のものがやはり多いのですが、江戸時代のものも多く。
    これらは歴史というより文化財なのかもしれませんが、安政だの天保だのと刻まれた石造物を見るとうれしくなってしまって、つい写真を撮り。そういうのが高じてしまい、僕はとにかく神社へゆけば石造物の年号を必ず確認し、記事にもしてしまいました。→ちょっと歴史っぽい西宮:元号コレクション

    しかし、石造物しかも野ざらしになっていたものばかりですから、古いものは風化が進んで刻まれた文字がなかなか読めなくなってしまっています。
    基本的には年号の部分をじっくり見るのですが、読めない場合も多々。しかしそれであきらめるわけにはいきません。例えば「寛」は分かるのですがそれが寛永か寛文か寛延か寛保か寛政か読解できない。その場合まず、それが何年のものかを見ます。もしも五年以上であれば、寛保・寛延は四年まででしたから外れます。あとは、風化具合と字体によって判断します(寛永、寛文は17世紀、寛政18世紀末と100年以上ずれている。寛永はまず古すぎて確認できないけど^^;)。
    それでもわからない場合。実は、石造物に刻まれている情報は年号と何年何月だけではなく、干支が刻まれていることが多いのです。それで、特定できた場合もありました。

    干支というのは、あれです。壬申の乱とか戊辰戦争とか辛亥革命とかのアレ。
    干支の説明はいらないでしょう。一応wikipedia張っておきますか。
    石造物には「正徳四甲午歳六月吉日」とか「萬延元年庚申十一月」というふうに刻まれているのです。なので、仮に萬延の萬が破損していても、庚申だから寛延ではないな、と判断がつきます。
    僕は一時期、干支の一覧表コピーをずっとポケットに入れていた時期がありました。そんなこんなで、文久三年といえば癸亥だな、とか覚えてしまったりして。ずいぶん干支に馴染み深くなりましたね。

    ちなみに僕の生まれた年の干支は、「乙巳(いっし)」です。
    乙巳と聞いて、おおっと思った人はたいてい古代史マニア。西暦では645年、時の権力者であった蘇我入鹿が、中大兄皇子、中臣鎌足らに暗殺され、結果蘇我氏宗家が滅亡に追い込まれるクーデターを「乙巳の変」といいます。よくこの事件を「大化の改新」として覚えている人が多いと思いますが、正確にはこのクーデターは乙巳の変で、その後の政治改革が大化の改新です。
    そして、その1320年後に、僕は生まれました。悠久な話やなあ。
    まあ、乙巳というからには、僕は巳年生まれです。つまり、今年はまわり年なんですね。
    干支の数え方は、十干十二支の組み合わせです。
    十干は甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸、十二支は子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥。この組み合わせですから10×12で120通りあるような気がしてしまいますが、実際には60通りです。最初から順番に甲子、乙丑、丙寅と組み合わさっていき、10と12ですから2つづつずれて次の組み合わせが始まります。なので、組み合わせは半分の60通り。ということはへび年の干支は、乙巳、丁巳、己巳、辛巳、癸巳の5つしかありません。
    今年(2013年、平成25年)は、「癸巳」です。次のへび年は、再び「乙巳」がやってきます。
    ふわあ、つまり次にへび年が回ってくれば、それはつまり還暦なんだあ。

    何と申しますかね、還暦なんてものは、遥か未来のことだと思っていたわけですよ正直。いや、今でも遥か先だとしか思えません。しかし、前回の「辛巳」の年って、2001年だったのですよ。あの21世紀が始まった年。あんなのついこのあいだのことじゃないですか。12年なんてのは、あっという間に過ぎゆくんです。この歳になると。
    ただし、12年という歳月は矢の如しであったとしても、果たして僕があっという間に還暦を迎えることになるのか、ということは、わからない。

    今年は、天野滋さんのつくった「BIRTHDAY」という曲を。

      
      MaxiSingle「水のせいだったんです」 N.S.P. youtube1 youtube2

    N.S.P.という僕の好きなバンドは、周知のとおり天野滋、中村貴之、平賀和人という三人の世界です。少年の頃から憧れて聴いていましたが、僕が大学生の頃、中村さん、平賀さんが相次いで脱退し、終焉を迎えました。
    そのN.S.P.が終わるときに、この「BIRTHDAY」という曲は既に存在したと言われます。ですが、解散によって日の目をみず、天野さんのソロアルバム「Because Of You」に収録されます。
    それから15年経った2002年、N.S.P.は再結成します。そして2005年2月、満を持してアルバム「Radio days」とシングル「水のせいだったんです」を発表、その「水のせいだったんです」のカップリングに「BIRTHDAY」を収録します。
    ですから、このうたは天野ソロと新生NSP版と2ver.あります。編曲と歌詞の一部が異なります。そんな聴き比べもまた楽しい。
    そして、N.S.Pは新曲を引っさげて船出するはずでした。が、天野さんが倒れ、その年の7月に亡くなります。享年52歳。
    ショックでした。僕はこのときもうブログを始めていて、すぐに追悼記事を書きました。

    天野さんの生まれ年の干支は、今年と同じ「癸巳」でした。つまり、ご存命であれば今年、還暦を迎えられたはずでした。
    この「癸巳」の年に、やはり還暦を迎えるはずだった方に村下孝蔵さん、桑名正博さんがいらっしゃいます。志半ばにして世を去った方々。みんなが平穏に還暦を迎えることができるとは、限らないのです。

      あの頃は夢ばかり 青春はやるせなく ただひとつだけ君がいたよ
      何処から何処まで幸せだと線を引く

    「BIRTHDAY」を聴くと、時を経ても天野さんは変わらず天野さんで、N.S.P.はいつまでもN.S.P.だった、そんな感慨にとらわれます。N.S.P.のシングルを最初から最後まで聴いていけば、「さようなら」に始まり「BIRTHDAY」に終わるわけですが、同時期に作られたうただと言われても、そうかと納得してしまいそうです。揺るがないものが、そこにはあるのです。
    そして、これを書いていて今気がついたのですが、最初が「さようなら」で最後が「BIRTHDAY」とは。太宰治の処女短編集が「晩年」であり遺作が「グッドバイ」であったこと以上かもしれません。
    天野さんは、このとき自分の残り時間を知っていたはず。

      仕事も波に乗り 叶った夢もあるけれど ただひとつだけ君がいない
      僕の胸に君よ今 もう一度

    どうも僕のテンションが低めに見えるかもしれませんね。それは、ごめんなさい。(^▽^;)
    もちろん、僕はこのあとも普通に充実した人生を送り、還暦なんぞは通過点にしようと思っています。まあね、そんな12年後のことを今考えなくてもいいんですけれども。だいたい、バースディに僕がいないなんてことになって、たまるものか。
    ただ、人はいつまでも生きてはいられない。天野さんや村下さん、桑名さん、そして栗本薫さんやテレサテンさんなども、今年還暦を祝うことなく世を去った。だんだん先のことを考えざるを得ない歳になってきたなというのが、実感です。
    これからの日々を、充実させたい。そんなことを今、ぼんやりと思っています。

      LaLaLa・・・Happy birtday to you 賑やかにBirtday
      LaLaLa・・・Happy birtday to you 華やかにBirtday
      LaLaLa・・・Happy birtday to you 君がいないBirtday…


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    | 2013/04/06 | 随感 | 05:36 | comments(7) | trackbacks(0) |

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    | 2016/12/30 | - | 05:36 | - | - |

    コメント
    遅ればせながらお誕生日おめでとうございます。

    年男なんですね。
    我が家の娘も年女です。

    干支は?と聞いて、必ず、子丑寅…と数えてしまいます。この歳になった今も(笑)

    還暦 は目の前って、最近は思います。
    終活と言う言葉がメジャーになりつつある前から私は自分の葬儀を考えていましたが、最初の頃より今の思いは変わりつつあります。

    おっと、おめでたい話が脱線してしまいました。

    ですが、人生が終わる時期が来ても不思議じゃない歳になったのは紛れもない事実。

    しばしの同い年(笑)ですが、48歳へようこそ!48歳が満ち足りた日々でありますように。
    • アラレ
    • 2013/04/10 1:47 AM
    凜太郎さん

    今年は年女、というところまでは、当然意識していました。
    でも、そういえば、次に年女になるとき、って、還暦なんですね…。

    若い頃、いわゆる「トレンド」に乗っていることがイイコトで、「変わらない」人は、「変われない」んだ、くらいに思ってた気がする。
    でも、今、変わらない人って素敵だなあ、凄いなあ、と思うようになりました。
    それは、自分も今や「変われない」人で、そのことに対する負け惜しみと言われても、完全には反論できないけれど。
    天野さんには、それを強く感じます。同じように、松山千春さんとか、永井龍雲さんにも。残念ながら、みゆきさんは、少し変わってしまった気がする。

    4月6日…Birthday
    ほんの僅かな間ですが、1歳違いになりましたね。
    おめでとうございます。
    とにかく今日1日。幸せでいたいね。
    それを積み重ねて、お互い還暦も迎えよう!
    追伸

    アマチュアバンドのライブで知り合ったNSPのカバーバンドのみなさんが歌ったこの曲。
    その時に初めて知りました。
    再結成が叶わない分、カバーバンドのライブにはいつもファンがたくさん駆けつけています。

    知らなかったとはいえ、NSPの曲の魅力を今更ながら感じました。

    アリスが元気に活動してくれる幸せをNSPを思う時に、いつも感じます。

    ♪心を決める…時は今。

    還暦過ぎた3人が歌う姿をどこかで見たら、
    この歌詞を思い出して下さいね。

    連続コメント失礼しました。
    相変わらず、慌て者です(笑)

    • アラレ
    • 2013/04/10 1:57 AM
    >アラレさん
    NSPやふきのとうなんてのは、もう僕にとっては「刷込み」みたいなものです。一時期、相当に入れ込みましたのでね。
    別に再結成なんてしなくてもいいんだ。生きていてくれたらよかったのに。
    この天野さんの「BIRTHDAY」について、いつ書こうか、今年こそ…と思いながら時が過ぎ(なんせあまり明るい曲じゃないから^^;)、今年になってようやくその気になりました。「回り年」なんてものにも後押しされまして。
    アリスは、頑張ってらっしゃるようですねー。昨日「笑っていいとも」に出でたよとコメント残して下さった方がいらっしゃいました。(^▽^)/
    終活なんて言葉は誰が考えたのか知りませんが本当に好きになれない(笑)。僕は、葬儀なんてもったいないから(ワシがそれを見られるわけじゃなし)その金でみんなで旨いもんでも食べれば? といつも言ってます(笑)。
    >よぴちさん
    還暦とかそんなことは別にまだ考えなくてもいいとは思いましたが、話の流れで(汗)。
    「変わらない人は、変われないんだ」うはぁそういう見方もあるな(笑)。まぁその、人生臨機応変に対応しなくちゃいけない場面もありますが(頑なだけでは迷惑をかける)、芯を貫くという考え方もあって…どっちもどっちか(汗)。
    僕は変わんないオトコでね(汗)。アタマの中も全く成長しない。せいぜい体重に変動があるくらいで…おっと髪もいろんな意味で変わったかも(笑)。
    我々は「変わらない人って素敵だなあ」と思って生きていきましょう♪
    みゆきさんは、変わったかもしれないな。別に悪い意味でそう思ってるわけじゃないけど。ところで、みゆきさんって天野さんより年上なはず。あの人がもう還暦を過ぎたって、外見からは本当に信じられない思いが。変わらぬのもまた凄いことですねぇ。
    「BIRTHDAY」実は もうひとつありますよ。
    通販のみで販売されている『NSP シングル・コレクション』の中の「NSPレアコレクション」のCDに収録されています。
    機会があれば、是非 聞いてみてください。
    • ひだまりのねこ
    • 2013/08/27 9:23 PM
    >ひだまりのねこさん
    これはありがとうございます。m(_ _)m
    これ、持ってないんです。レアコレクションというのがあることは聞いたことがありましたが、シングルB面集だと思っていました。
    聴いてみたいと思います。
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