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    西宮砲台1 役立たずと言われ続ける国指定史跡

  • 2012.04.22 Sunday
  •  香櫨園浜にあります西宮砲台について書こうと思います。

      
     
     僕が西宮に越してきたのは、震災からそれほど年月の経っていない前世紀のことでしたが、その際、この西宮砲台を見るのを楽しみにしていました。と申しますか、僕がこちらに引っ越す前から知っていた西宮の史跡は、この砲台だけだったのです。
     西宮には、勝海舟が作った砲台がある。甲子園球場より何より、この砲台と出逢うことを心待ちにしていました。そして、引越しして自転車を買ったら、まず僕は御前浜へ向かったのです。
     そして、その威容に非常に感動しました。

     ですが、地元西宮の人たちは実に砲台に冷たかった(笑)。市域の人と話しますと、まずその存在を知らないか、知っていても見たことがない。また見たことがある人でも、「あの役立たずのヤツだろ」と必ず言われます。
     「市民を動員して突貫工事で作ったはいいが、働かせるだけ働かせて実際は試しに大砲を一発打ったら中に煙が充満して、とても使い物にならなかったというシロモノ。まさに無用の長物」と散々です。
     いったいどうしてここまで悪評が高いのでしょうか。僕は憤りを感じる前に、不思議でした。

     一昨年、僕は西宮歴史散策のサイトをつくり、その中で西宮砲台について言及しました。記事はこれです(→「西宮砲台と幕末動乱」)。それでも飽き足らず、あとがきでもさらに言及しました。
     それを是非読んでいただきたいのですが、概略を説明しますと、完成時に空砲を試射し、結果室内に煙が充満し砲手は居るに耐えなかった、ということ。これは、目撃談が伝わっており事実です。しかしながら、それは即「砲台の設計ミス」ということに繋がらず、使用大砲、また使用火薬の不備という可能性も十分考えられること。そして、あの円形堡塔は利に適った設計であり、まして設計責任者の勝海舟はその方面の専門家であって、それほどいいかげんなものは造らないのではないか、という思いが捨てきれないことを書きました。

     さらに「設計ミスによって砲台は実戦には使用されなかった」という言説が流布しています。
     これは歴史をちょっと考えればわかることですが、幕末に欧米と戦争にまで至ったのは薩摩藩、長州藩であり、ときの国家であった幕府は開国路線で、諸外国と攘夷のための戦争を起すことはしませんでした。したがって、対黒船のために建造された西宮砲台は使用されなかったのであり、決して設計ミスが原因ではありません。

     しかし、僕も軍事に関して素人で、あの砲台の設計は間違っていなかったと言い切るだけの知識は持っていません。状況から見て、設計ミスであるとは一概に言えない、と言っているだけです。もしも攘夷戦争が勃発していれば、威力を発揮した可能性もあるのではないかと。発揮されなくて良かったのですが。

     さて、先日。seitaroさんのブログを拝読して、びっくりする記述にあたってしまいました。それについては次回。


    【西宮流(nishinomiya-style)ブログより転載】


    【いただいたコメント】


    確かに西宮市民の評価は低かったと思います。今あるかどうか知りませんが、小学校で兵庫県のくらし、西宮のくらしという副読本がありましたが、あまり大した説明もありませんでしたし、香枦園海水浴場が開いていた頃もどんがらだけ、恥ずかしそうに縮こまって建っていたような印象でした。凛太郎さんが驚かれたことはまだわかりませんが、次回が楽しみです。
    [ seitaro ] 2012/04/22 11:07:12

    追加ですが、昔の砲台知っている人にとって、現在の修復され、白くお化粧した砲台は違和感があり、御影石がむき出しの面影を懐かしむ人は多いと思います。
    [ seitaro ] 2012/04/22 11:11:07

    >seitaroさん
    ありがとうございます。また、此度はお世話になります。
    どうも話が長くなりそうです。この西宮流は容量制限が厳しいので小出しにしか書けないのがもどかしい。僕がびっくりした内容も、そんな奇を衒って次回にしたわけでもなくただ書けなかっただけです。
    「西宮のくらし」についても、今後言及する予定です。
    seitaroさんが書かれた野坂氏の「滅びゆく美」観点など、現在の漆喰を修復した砲台への違和感というものは、僕も地元の人に直に聞いたことがあります。これは市民の見方を量る重要な視点ですので、言及する予定です。
    [ 凛太郎 ] 2012/04/22 14:19:50

    しかし、あまり書きすぎると僕は昔からの西宮市民の方々に睨まれてしまう可能性もあり(汗)。こういうSNS内でどこまで書いていいのか、悩むところではあります。いざとなったら逃げよう(笑)。
    [ 凛太郎 ] 2012/04/22 14:22:03
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    | 2012/04/22 | 西宮流 | 08:36 | comments(0) | trackbacks(0) |

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