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    「新堀川上流最大の謎」に迫る その1

  • 2011.11.10 Thursday
  •  まずは、この記事から→樋之口の煉瓦遺跡

     にゃんこさんちで話題になっていた甲武橋たもとのレンガ積トンネルのようなものの話。フラモニさんの記事がきっかけらしいのですが、僕も以前に訪れていました。で、自サイト「ちょっと歴史っぽい西宮」でいつか採りあげようと思っていたのですが、うまくハマるテーマがなくボツネタになっていました。
     僕のPCの「西宮フォルダ」にまだ画像が残ってます。これです。

      

     明らかに歴史的建造物です。
     知らなかったのですが、これ、郷土資料館に「新堀川上流最大の謎」として掲示されてるんですってね。「樋ノ口町一丁目13にあるこの建造物は、何でしょうか?」と。
     どうも実見談などを求めておられるようなんですが、僕はまだ西宮歴十数年ですので、とてもとても昔のことは知りません。でも、面白そうなので推理だけ書いてみようかと。「新堀川上流最大の謎」に迫ってみます(笑)。

     流れているのは、新堀川です。江戸時代に築かれた用水路で、鯨池を水源としています。詳細は、「幕藩体制下の西宮」に書きました。後半部分を参照してください。
     で、その江戸時代以来の用水路をトンネルで覆っているわけです。
     このトンネル、ひと目見て何かはわかりますね。
     マンボウです。
     西宮市内には有名な細雪マンボウをはじめとしていくつかの同様のものがあります。現在ではJRをくぐる人道トンネルですが、かつては鉄道の盛土の下に用水路を通すために築かれたトンネルでした。それを、人道トンネルに改修したのです。
     ということは。
     この甲武橋マンボウ(仮)の上にも、何かが通っていたことになります。

     鉄道ではありません。そんな記録はない。おそらく、道路でしょう。
     僕は、もしかしたら旧国道171号線なのではないか、と推測します。

      
     
     この幅、現在の171から見れば少し狭く思いますが、明治大正であれば道幅は十分じゃなかったのでしょうか。
     甲武橋の歴史を考えてみます。
     甲武橋は、明治42年に架橋されました。「髭の渡し」の説明板にそう書かれています。
     しかし、現在の甲武橋はどう見ても明治のものではない。昭和でしょう。
     とすれば、今の甲武橋は少なくとも2代目です。つまり、架け替えているはず。以下、想像の物語となります。
     明治時代、初代甲武橋が架けられた。位置は、現在よりちょい南側。大動脈西国街道への初めての架橋となる。同時に、今までの西国街道は道幅が狭く不自由であるために、新たに道が建造されようとしていた。それが、171号線の前身となる新西国街道だった。
     この新西国街道と甲武橋を接続させなければならない。武庫川は、重なる水害のために堤防が高く上げられている。道は馬車も大八車も通れるよう、武庫川に向けて徐々に土を盛り、なだらかに勾配をとっていく必要がある。今まで石橋で渡っていた新堀川の上にも封土がなされ、水路として道路の重量に耐えるようにマンボウが造られた。
     時代を経て、昭和。モータリゼーションの波も訪れようとしていた。道幅そして橋の強度も要請され、新・甲武橋を建造することとなった。
     新橋は、旧橋の少し北に架橋。完成と同時に旧橋は安全性の面から撤去された。そして、「旧道」となったマンボウ上の道も盛土が剥がされ、道は住宅地に転売され、封土を失った裸の「マンボウ」だけが昔の名残として今に在る。
     こんなストーリーを考えました(笑)。でも、171号線と橋が築かれた年代の整合性がとれれば、正解の可能性もありますよー。あとは古地図との照合。正確な大正時代の地図があれば推し量れます。時間があれば僕も文献にあたって調べてみたいと思いますが、今日のところは叩き台となる推察だけを。


    【西宮流(nishinomiya-style)ブログより転載】


    【いただいたコメント】


    なるほど、新西国街道というのはありえますね。
    郷土資料館に「新堀川上流最大の謎」として掲示した
    西宮歴史調査団の橋梁班のメンバーさんにも言ってみますね。
    [ にゃんこ ] 2011/11/10 8:56:59

    今日昼前コスモス畑行きます。
    ついでに元ゼネコン社員の目で観察してきます。
    昼は久しぶりに牛丼、吉野家orすき家?
    [ 笹舟倶楽部 ] 2011/11/10 9:04:59

    おもしろ〜いですね!
    私、そこを通った時、一度通り過ぎたんですが何かに引っ張られるように後戻りして写真を撮りました。
    何か言いたかったんかな。
    [ フラモニ ] 2011/11/10 11:22:14

    >にゃんこさん
    橋架け替えによる道路移設の痕跡、と考えるのが妥当じゃないかと僕は思うんですけれどもね。
    ただ、171についてはちょっと書きすぎたかも。西国街道について調べていたときに確か「171号線は万博の頃出来た」っていう話をどこかで読んだのを思い出し。明治に新西国街道は無かったかなぁ。
    いずれにせよ、調べて第2弾は書きます。週末図書館に行ければ早いうちに書けるんですが。結論が出るかどうかは別ですけど(汗)。
    [ 凛太郎 ] 2011/11/11 5:37:04

    >笹舟倶楽部さん
    はじめまして。こういうのは、専門の方が見られるとすぐわかるのではないのかなと思うのですね。ご考証宜しくお願いします。僕のように机上であーだこーだ考えても何の発展性もありませんので。
    コスモスはいかがでしたか。
    あのあたり、お気軽な店が増えましたよね。川渡ってもいろいろありますし。
    [ 凛太郎 ] 2011/11/11 5:41:26

    >フラモニさん
    はじめまして。この話はフラモニさんから始まったんでしたよね。本来ならご挨拶せねばならないところでした。すみません。m(。-_-。)m
    あの場所、本来なら通りすがらない場所ですよね。僕の場合は新堀川を水源から上甲子園までずっと追ったことがあるので見つけたのですが、フラモニさんの場合は、やっぱり何か言いたかったのかもしれませんね。誰も話題にせんから何とかしてくれ、と(笑)。
    [ 凛太郎 ] 2011/11/11 5:45:03

    これはやはり、この上を道が通っていたようです。
    詳しくは聞いていないのですが、明治42年の地図に新堀川が途切れているような
    感じに書かれていたりとそれらしい様子が見て取れるそうです。
    イギリス積みの頑丈なつくりなので、道でなくなって盛り土をはがしても
    レンガ積みはそのまま残されたようですね。
    ただ本来の用事で頭いっぱいだったので、いつ出来たのか、
    いつ道でなくなったのかなどまでは聞いてないのと、古い地図の確認も
    自分ではまだしていません<(_ _)>
    [ にゃんこ ] 2011/11/11 18:13:33

    >にゃんこさん
    いやぁすみません。お手間おかけして。
    なるほど。明治42年の地図ではそうでしたか。うーん、甲武橋建設と同じ年ですね。ここで因果関係がはっきりすれば「何の道か」がわかるんですけど。
    今日は図書館に行けないなぁ(涙)。日曜うまく時間が確保できればいいんですけど。わかるわかんないはともかく、とりあえず調べることはして、経過は書きます。少し時間をいただければ、と。
    m(_ _;)m
    [ 凛太郎 ] 2011/11/12 6:03:04
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    | 2011/11/10 | 西宮流 | 04:38 | comments(0) | trackbacks(0) |

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