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    | 2016/12/30 | - | | - | - |

    We Are the Worldの時代

  • 2012.07.01 Sunday
  • 先日、ラーメン屋さんで昼食をとっていたのですが、BGMが皆どうもおっさんホイホイ的な選曲でして。そういう有線チャンネルがあるんでしょうか。よくわからないのですが。
    で、マドンナや松田聖子などのあと、「ウィアーザワールド」が聴こえてきましてね。

      
       「We Are the World」 USA for Africa youtube

    若い人と一緒だったのですが、彼はこの世界的なヒット曲をよく知らないようなんです。そうか。そういえば、この曲もずいぶん前の曲だなと。僕が大学生のときですから、目の前の彼はまだ2歳くらいか。ついこの間のことのように思ってしまうのですが、ずいぶん時が流れたのだと思います。思えば、レイチャールズやマイケルジャクソンなど、既に物故者もいますしね。
    この当時の僕はまだ若かったせいか、ずいぶんと斜にかまえてこの曲を聴いていたような気がします。ご承知の通り、この曲はアフリカの飢餓と貧困の救済のためにリリースされ、印税、関連グッズ収益等を含め全て寄付、という形であったわけですが、どうもチャリティというものに疑問を持っていましてね(今でもその気分は抜けていないのですが)。ボブ・ゲルドフがノーベル賞候補だと聞いて、さらに疑問が増したような。これ、歌っている人たちの懐は全然痛まないのですよ。アフリカのためになった金銭は全て購入者のものであって、彼らが英雄視されるのはおかしい、とね。ノーベル賞は購入者達に冠せられるべきでしょう。
    そしてCDやビデオ購入につかったお金がそのままアフリカに行く事はなく、途中経費があるわけで。それっておかしい、とどうしても思ってしまったのです。中間搾取みたいなものだ。だいたい、集ったメンバーはみんな大金持ちのはずです。何か矛盾を感じる。
    そうして当時の僕は、何も購入せずに終わりました。青かったなと今にして思います。

    それはそうとして、当時はこの曲は大流行しました。
    純粋に曲を聴く限りにおいては、陳腐な曲だと当時は思っていたわけです。つまんねーなと。別にライオネルリッチーやマイケルのファンでもありませんでしたし。ただし、これだけのメンバーが集まったわけですから、こういう曲でないとおさまりがつかなかっただろうなとは思いました。なんせ、メンバーがすごい。
    あの頃は、今よりももっと洋楽が身近であったような気がします。自分が歳くってアンテナの精度が悪くなったことを差し引いても。MTVもありましたしね。「ベストヒットinUSA」なんて番組はいつも観ていました。小林克也さんはお元気かな。FMラジオでも洋楽が溢れていたような。僕は、個人的にはその頃ハードロックばかり聴いていたわけで洋楽ポップスのレコードなど全然買ってませんが、それでも耳に入ってくる環境がありました。そのスターたちが一堂に会しているわけです。サイモン先生とビリージョエルとボブディランが一緒にコーラスしているなんて。ジャンルもバラバラで、ケニーロジャースやウイリーネルソンなんてカントリーの人も居る。C&Wなんて、日本で例えればまず演歌でしょう。ちょっと矮小化しますが日本で考えれば、桑田佳祐や桜井和寿が提唱した中に、五木ひろしや森進一、吉田拓郎が入ってくるみたいなものです。ちょっと考えにくい。日本でもチャリティで人が集まってCDを出す、ということはありましたが、それは小室ファミリーであったり同じ事務所(アミューズ)であったりと、そういうくくり内でしか実現しません。矢沢永吉と細川たかしが並んでコーラスなんて想像がつかない。そういうことが、実現しているわけです。それだけをとりあげれば、確かに鳥肌モノのプロジェクトであったことは間違いありません。知ってる人ばかりですよ(笑)。ソリストだけでなく、コーラスだけのメンバーにも見た顔が。
    そして歌は、必然的に個性のぶつかり合いになっているのです。ビリージョエルがティナ・ターナーにおされてる。キム・カーンズはシンディローパーに潰される。中でも、やっぱりスティーヴペリーはいいな。さすがにボブ・ディランには完全ソロが用意されていましたが(誰かと歌っていたら負けてしまうでしょう)。スティービーワンダーとブルース・スプリングスティーンの掛け合いは、見どころです。しかし歌のうますぎるレイチャールズが最後にみんな持っていく、という…。なぜハリーベラフォンテはソロをとらなかったのかも、不思議。

    この曲、最近カバーされたのですってね。2010年のハイチ地震のときのチャリティで「We Are The World 25 Years for Haiti」として(→youtube)。観てみたのですが、知らん人ばかりだ(汗)。シンディのところを歌ってたのはセリーヌディオンですかね。あとはマイケルとこの姐ちゃんと…数人だな知ってる顔は。こういうところに世代が出ます。若い人はわかるのでしょうね。クインシージョーンズとライオネルリッチーが老けたことに、時代を感じます。
    2010年バージョンはハイチ地震チャリティですので、ラテン版もありました。「Somos El Mundo(→youtube)」。同じ曲なのですが、なんかこっちのほうが好きだな。スペイン語はいいですねー。メンバーはリッキーマーティンくらいしかわかりませんけども。
    そして、いろんなことを取っ払って虚心でこの曲を聴けば、いい曲ですね。今さらながら。
     
    このムーブメントは、イギリス発祥です。こういう話も、もしかしたら若い人は知らないかもしれません。ボブ・ゲルドフが1984年の12月にバンド・エイドを結成し、世界に向けて「Do They Know It's Christmas?(→youtube)」をリリースしました。歌ったのは、ポールヤング、ボーイジョージ、スティング、またワムやデュランデュランなど、当時のイギリスのアイドルたちと言っていいでしょうか。フィルコリンズがドラムを叩いています。
    こういうのは好みの問題でしょうけれども、曲はWe Are the Worldよりもこちらの方が僕は断然好きですね。やたら大仰で啓蒙的な感じのするアメリカと比べて。前述のような青さで僕は音源を買うことはしませんでしたが、エアチェックを繰り返し聴いていた記憶があります。
    しかしながら、この曲にはどうしても引っかかる部分がありました。これは僕だけではなく周りもそうで、夜に友人の下宿で酒を呑みながら皆でクダをまいた記憶があります。なんだありゃ、と。そうして議論に発展しました。
    それは、U2のボノが歌ったフレーズ。

     "Well tonight thank God it's them instead of you"
     
    TVから録画したVTRを今も所持していますが、あらためて見返しますとこの部分は「平和な世界に感謝しよう」と訳されて字幕スーパーに出ています。気を遣っていますね。しかし、そんなやさしい言葉なんでしょうかね、これは。
    このフレーズは、こういうことでしょう。貧困に喘ぎ飢餓に苦しむ人たちが我々ではなく、アフリカの彼らであったことを、今夜神に感謝せよ。そう訳せます。つまり、俺達でなくて良かった。ひっくりかえせば、あいつらで良かった。なんだこの選民思想は。傲慢だ。上から目線と思い上がりじゃないのか。他人事だから、こうしてチャリティなど気楽にやってるんだ。PVを見ても、まるでパーティーじゃないか。不謹慎極まりない。所詮は金持ちのお遊びなんだ。
    このとき、僕らはどのようにこの議論を決着させたのかは憶えていません。おそらく、キリスト教世界と僕らの価値観は違うのだろう、というところに押し込めてしまったのだろうと思います。
    ボブ・ゲルドフが書いた「Well tonight thank God it's them instead of you」。文化の違いということは、考慮しなくてはとは思います。僕が言うのは、いわゆる日本的思考であるのかもしれません。それにしても…。
    僕はこの記事を書こうと思い、あのフレーズは避けては通れないなと、ちょっと検索してみました。あれに引っかかった人たちは他にもいるのだろうか、と。その中で、こちらのブログ「読めば読むほど」に教えていただいたことですが、ボノは、あのフレーズを歌うことに対し抵抗をしたらしいのです。そうか。日本人だけが引っかかったわけではなかったんだ。ボノも、やはり違和感を持っていたのだ。
    このフレーズについてもうこれ以上の言及はやめます。結論なんか出やしないから。

    なお1989年にBand Aid 兇(→youtube)、そして2004年にBand Aid 20が(→youtube)それぞれ結成されています。イギリスは、継続しているのだな。そのことについては、一過性のものではなかったという点において評価に値すると思います。アフリカの危機は、終わってはいないのだから。
    やっぱりメンバーは移りかわって、今に近づくほどわからなくなる…と書く予定でしたが、最新のBand Aid 20を観ますと、ベースを弾いている人は世界で一番有名なミュージシャンでした(笑)。音楽に疎い人でもこりゃみんな知ってるはずだわ。
    そして、ボノが20年の歳月を経て登場しています。オリジナルメンバーでは彼だけが参加ですね。そして若いシンガーたちの中で再び「Well tonight thank God it's them instead of you」のフレーズを刻んでいます。
    このフレーズを歌うのは俺だけでいい、背負うのは俺一人でたくさんだ、と言わんばかりのボノの叫び。そのように考えると、胸が少し熱くなりますね。

    この音楽的高まりは、「ライブエイド」に結実します。1985年7月13日、イギリス・ロンドン郊外とアメリカ・フィラデルフィアで、約12時間のチャリティライブイベントが開催されました。山ほどのミュージシャンが参加して。そしてこれは、世界中に衛星中継されました。
    日本でも、もちろん中継されたわけです。しかし12時間の長丁場であり、僕も全部は見ていません。だいたい、誰が出るのかの情報がほとんど事前に得られませんでしたから。当時はネットとかありませんでしたからねぇ。
    日本では、逸見さん司会、こうせつおいちゃん解説という形で進行されたのを憶えています。洋楽に詳しい人がたぶん周りに皆無だったのかも。なので、素人進行でしたね。南「次はね、おうじぃおずぼぉんという凄い人が登場で」逸見「ほうそうなんですか」なんてな感じで。おい、オジーが出るんだぞそんなんでいいのか! 渋谷陽一か伊藤政則でよかったのに(これはこれで好みが出てしまう可能性がありますが)。小林克也さんはチャンネルが違ったか。
    僕も、一部はVTRに録りました。そのオジーやクイーン、そしてツェッペリンなんかはね。その場面は、動画が出回っています。ブラックサバス(→youtube)。クイーン(→youtube)。レッドツェッペリン(→youtube)。フレディ最高。ジミーペイジとロバートプラントは、ちょっと残念だったかも。でも登場するだけすごいですな。

    このアフリカ救済チャリティの動きは、また各国に飛び火していました。その頃、あちこちの国のスペシャルバンドがTVを賑わせていましたね。僕も、いくつかのPVをエアチェックして、まだ持っています。動画サイトの隆盛はこういうのを無意味にしていますけれども(笑)。
    カナダのNorthern Lightsによる「Tears Are Not Enough(→youtube)」。 ニールヤングやブライアンアダムス、ジョニ・ミッチェルらがいます。
    西ドイツのBand für Afrikaによる「Nackt im Wind(→youtube)」。僕はこの頃、ドイツ語の単位を落としかけていた劣等生でしたが、一生懸命歌詞を訳したことを記憶しています。ドイツといえば僕はアクセプトやスコーピオンズ、ハロウィンくらいしか知りません(汗)。参加者で顔を見て確認できるのはネーナくらいですね。楽しんでる場合じゃねーぞ、という雰囲気が伝わってきます。こういうところが、やはりゲルマン魂でしょうか。
    ラテンアメリカが大同団結したHermanosによる「Cantaré Cantarás(→youtube)」。これには、当時感動しましたね。やっぱりスペイン語はいいなあ。当時マスコミではフリオ・イグレシアスのことばかり言われていましたが、登場するソリストたちは皆圧倒的な歌唱力でね。また、男は皆実に男くさく、女性は皆きれいで(笑)。アイリーン・キャラくらいしか知らないのですけれども。
    当時僕が知っていたのはこのくらいだったのですが、こちらのページによりますと、上記の各曲以外に、ユーゴスラビア、ハンガリー、ノルウェイ、フィンランド、フランス、オーストラリア、イタリア、ジャマイカなどでも、こちらでは加えてオーストリアでも、同様のプロジェクトがあったようです。多分、調べればもっとあるのでしょう。世界的なムーブメントであったことがわかります。その中に日本が加わっていないのが残念ですが、おそらくレコード会社などの都合がつきませんからこういうのは無理だったのでしょう。

    僕にとって印象深かったのは、USA for Africaにあぶれた(?)ヘヴィメタルの連中が自分達で集まって「Hear N' Aid」を結成したことですよ。USA for Africaには様々なジャンルのスターたちがいましたが、ハードロック界からはわずかに当時ポップ路線になっていたジャーニーのスティーヴペリーくらいでしたから。不良たちはお呼びでなかったのかもしれません。そしてヴィヴィアン・キャンベルとジミー・ベインがロニー・ジェイムス・ディオを担ぎ上げ、実現したのです。こういうのの旗頭はもうロニーしかいませんね。ヘビメタ界の良心。親分。象徴。ゴッドファーザー。北島三郎。そのロニーを先頭に、ロブハルフォードのおっさんやケヴィン、またドッケンなどがボーカルをとって「Stars(→youtube)」をリリースしたのです。僕がこのムーブメントの中で唯一購入したのが、これ(笑)。
    ヘビメタ界の超一流アーティストの大同団結、とまではいきません。でも面白い。何が面白いかといって、ヘビメタはボーカルだけではダメなんですよ。ギターの連中が皆「我こそはヒーローだ」と思っている。実際、バンドの中心がギタリストであることが多数です。なので、ギターソロをそれぞれに弾かせなければいけない。だからもう長い長い(笑)。みんな弾きまくる。しかしPVを観なくても、このギターはジョージ・リンチだ、とかはわかるんですね。
    ニールショーン(ジャーニー)はこっちに参加してます。こういうのも面白い。そして、イングヴェイマルムスティーンがいますよ。そろそろ太りかけてきた頃の。僕は出不精であまりライブには行きませんが、この中のメンバーでは唯一インギーだけは好きで行くんです。個性ありますよねこのリフは。で、このワガママ男がコーラスにも参加してる。わはは。
    基本はディオなので、ベースやドラムはよそからの参加はありません。デイヴ・マーレイとか来てるんですから、スティーヴ・ハリスとかがベース弾いても面白かったんじゃないかなと思うのですが。
    ロニーも、死んでしまいましたね。このプロジェクトも、遥か昔のことなのだなあ。

    「We Are the World」をふと聴いたことに端を発した、まとまりのない備忘録的な記事になってしまいました。動画リンクのための記事やな。みな、四半世紀以上も前のこと。
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    | 2012/07/01 | 音楽 | 17:55 | comments(4) | trackbacks(0) |

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    | 2016/12/30 | - | 17:55 | - | - |

    コメント
    凜太郎さん

    ”We are The World”、うちの娘は確か、中学の時、合唱してました。若い世代でも、知ってる人は知ってる曲でしょうね。
    私も、「青かった」タイプ(笑)。CDも買わなかった。
    彼らにとって、音楽を作ることは「労働」であり、無償の労働をしたのかもしれません。
    でも、なんとなく、「ノーベル賞」のくだりは、ひっかかります。凜太郎さんの意見に近い感情を抱いてしまうなぁ。

    「Well tonight thank God it's them instead of you」
    これは、ホント、私には絶対歌えない。
    人々の心の中で、こういう思いが発生してしまうことまで「道徳心」のようなもので禁じようとは思わないけれども、少なくとも「歌・音楽」によって呼びかけようとは思えません。

    いずれにせよ、私は音楽を楽しむ「お客さん」であって、発する側の人間ではない。
    肉体労働さえ満足に出来ない状態になってしまった今は、尚更、直接 小銭を「募金」するしかない人間です(^_^;)
    小林克也さんは、FM795で毎週金曜日に元気にDJされていますよ♪

    確かに今よりも洋楽が身近だった時代かも知れませんね。
    中島みゆきのオールナイトニッポンを聞いてそのまま糸井五朗さんのオールナイトニッポンを聞いていると洋楽が流れてくる。アーティスト名や曲名を知らなくても耳にすれば聞いたことがある曲だって…最近CMで使われている洋楽はそんな曲が多いです。


    ♪We are the worldは現在も中学英語の教材にあり、音楽の時間や全校合唱などでもよく使われています。

    他にカーペンターズやスティービーワンダーの曲なども…。

    私たちの時代にビートルズが教科書に載っていた感じ…でしょうか。

    同じ歌を同じように懐かしいと共有できるのが同世代のいいところ。

    その昔、父母がよく懐かしのメロディーなどの特番を2人で見ていた気持ちが今はよくわかります(笑)。

    同じ時代の風がもたらす青い匂いをブログを読みながら感じていました♪
    >よぴちさん
    合唱ですか。それは、原語なのでしょうね。たいしたもんだなあ。でも確かに、合唱向きの歌ではありますね。そういう形でまだ生きているのですな。

    さて、ボノの叫びから、ちょっと青い気分のまま脱線させてください。コメントレスからかなり外れてしまうのですが申し訳ない。
    歌詞にかかわらず訳するということは、その文化的背景をも共有する必要があり、本当に難しいものだと思います。特に、僕みたいに語学の劣等生はダメ。
    本当はあれ、「平和な世界に感謝しよう」でも良かったのかもしれないな、とも思うのです。僕もあれからいろいろな本を読みましたが、まだ「犠牲」とかそういう概念はよく理解できていません。だから、真意がどこにあるのかは難しい。
    ドイツの「Nackt im Wind」について、僕は当時訳を試みた、と書きました。その詳細については言及しなかったのですが(さらに長くなるので)、これについても当時の僕は考え込んでしまったのです。
    原詩は、ここにあります。
    http://www.magistrix.de/lyrics/Band%20f%C3%BCr%20Afrika/Nackt-Im-Wind-26422.html
    そして、当時の放映されたPVにはやはり訳がスーパーで付いていたのですが、そのVTRをまだ僕は持っていますので、すみませんけれどもちょっと再現します。資料的意味も含めて。

    ほんの少し緯度を下ってそこから経度を少し左に
    我々の夢が限界にくる地がある 最も静かな叫びのある地
    想像のつかない混乱の中で氷のような地獄の流れ
    それは慈悲もなく襲い掛かる ためらうことなく 容赦なく
    ここでは我々の祖先の罪が求めている 我々の沈黙を そのいけにえを
    捕らわれ人はいらない 誓約を 代償は血と肉で支払われる
    風のなかで裸で居る 怒りかけり狂う風の中に 人を喰らうハリケーンの中に
    風のなかで裸で居る 無差別に殺す風の中に
    なぜなら風は知っている 人はすぐに彼のことを忘れることを

    神々と悪魔への祈り でも彼らには興味がないようだ
    我々の晩餐のパンのかけひきか 新しく切られたカードにかかっているのを
    我々は硬貨を高く投げて望む またその硬貨が戻ってこないことを
    そうすれば誰の責任でもなくなる そうして我々の良心は守られる
    緯度を少し南に そしてそこから少し東に 泣いている子供が居る
    この曲が響き出すまえに その子は飢え 風のなかに裸で死ぬ

    この訳だけを読むと、すさまじい言葉が並んでいます。
    例えば「ここでは我々の祖先の罪が求めている 我々の沈黙を そのいけにえを」なんて言葉。
    Sunden(罪業)は、自分達の祖先によるものだと言うのです。つまりは植民地支配でしょうか。その罪に対し我々は沈黙しているが、その代償は我々の血肉で支払われるべきだ、と。僕は当時、原詩をそんなふうにとりました(今はもう独語なんてムリ^^;)。たいへんな決意表明ともとれます。
    しかしながら、おそらくは宗教的な語彙、慣用句も多いのかもしれません。なので真意はなかなかわかりにくい。
    この訳詞だけ読めば、チャリティ批判にもとれます。人はすぐに彼らのことを忘れる。そして
    「我々は硬貨を高く投げて望む またその硬貨が戻ってこないことを そうすれば誰の責任でもなくなる そうして我々の良心は守られる」
    ほんの少し募金をして、そのいっときいい事をしたと満足する。目をそむけるために。そういうことじゃないのかチャリティというやつは。責任転嫁と募金の自己満足性批判。
    当時の僕や仲間はこのフレーズを最初そう読んだのですが、もう一度辞書をひくと、
    wir werfen Munzen hoch und warten dass weder Zahl noch Krone kommt
    僕らはMunzen(コイン)を高く放り投げてZahl(数字)でもなくさらにKrone(王冠)でもないことを待っている。つまりこれは、コイントスの描写ですね。この部分の正確な訳も劣等生には困難でしたが、少なくとも「投げ銭批判」ではない。
    訳するということは、本当に難しいものだと痛感しました。

    僕はあの二十歳の頃、ボブゲルドフはもとより、ボノにすらいい感情を持ちませんでした。U2を嫌いになった、と言っていいかもしれません。
    ひたすら、青かったなと。
    今は、別の意味で批判的ですが。イギリスだけではなく、視線を全世界に向けて発売するなら、難しい言葉を遣うなよ。「thank God」の概念なんて聖書を読むだけでなく「信仰心」まで理解しないとわかんないんだからよ、という批判(笑)。

    話があさってのほうへ飛んじゃって、ホントごめんなさい。
    >アラレさん
    おっと、何も調べずに軽く書いてしまいました。こういうところがワシにはしばしばあるなぁ…。反省。
    今ちょっと調べましたら(Wikipediaですが^^;)、ベストヒットUSAは現在でもやっているんですってね。驚き。いや、全く無知というものは恥ずかしい。本文を訂正したい(汗)。
    2003年に復活という事ですから、もうすぐ10年になるんですね。BS、そして地上波では関東ローカルであるということで、当方全く知りませんでした。今僕は、BSを見られる環境は整備していませんので(ま、いまも地デジ化してませんので^^;)結局視聴は出来ないのですが。
    FM795も検索検索…おお、大宮の放送局か♪
    小林克也さんは関東方面で今も元気にご活躍、か。

    そんなこんなで、本当に洋楽に縁遠くなりました。今流行ってるミュージシャンなんて全然知りません。レディ・ガガという人が日本でも大人気なのは知っていますが、歌っているのを見たことがない。
    ほとほと好奇心や感受性が薄れたと思います。だって、今はレディ・ガガのPVを見ようとすれば、すぐに見られる世界なのですから。そんなことすら面倒くさがってしていない。これでは「今より昔のほうが洋楽が身近だった」なんてただの責任転嫁で、ワシのアンテナの精度が鈍っただけのことやん(汗)。
    しかしですね、僕は糸井五郎氏のオールナイトから洋楽を学んだ、なんてことはほぼありませんでしたよ。だいたいね、ありゃ3時からですよ3時から! 「オールナイトニッポン、ゴーゴーゴー、アンゴーズオン」という声が聞こえてきた時は、もう既に僕なんかいつも朦朧とした状態です(そのアンゴーズオンまでたどり着けない場合のほうが多い)。
    アラレさんは、その頃から変わらず夜型なんですな(笑)。
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