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    ひよる

  • 2008.02.29 Friday
  • 今日の若い人との雑談の一部です。

    「なんやあんた今日えらい顔色悪いな」(僕)
    「いやすみません。実は昨日帰るときに宮本部長(仮名)につかまってしまいまして」
    「あらら、ほんなら呑まされたんやろ。あの人は酒豪やさかい」(僕)
    「そうなんです。ホンマにひよりました

    僕はこの意味が全く判らなかったのです。なんで二日酔いで日和るんだ? アタマが働かないのに重大な決断でも迫られて思わず日和見でもしてしまったのか。
    しかし、これはよく聞くと「ひよる=弱る・参る」の意味らしいのですね。今はそんな使い方をするのか若者は。
    それでも、僕はこの言葉が本当に若者の間で膾炙している言葉なのかどうか疑問で(なんせ初めて聞いたので)、あちこち検索したのです。そうするとやはり「ひよる=弱る・参る」という若者言葉があるそうです。うーむ。
    引用を省いて申し訳ないのですが、この言葉はどうも「ひよわ→ひよる」とか「ひるむ→ひよる」などから生じているようです。既存の「ひよる」という言葉を聞くなり読むなりした人たちが意味を類推し、弱そうな言葉だからそういう意味だろう、と解釈してそして広まったという経緯らしい。
    これをまた「日本語の乱れ」と短絡的に決めるのはさておいて、確かに語感は弱そうですからね。僕などは「ひよこ」も思わず連想したりして。でも「ひよわ」とか「ひるむ」とかからって本当かな。後付けじゃないのかな。

    「日和る」が「日和見をする」を省略して出来たことばであることは間違いないでしょう。「日和(ひより)」とはもちろん天候のことで、本来の意味は、船頭さんや漁師さんが天気の具合を見極めて船の運行を考えるときの言葉。転じて、事の成り行きを見て去就を決しないことを指します。筒井順慶の「洞ヶ峠」ってのがありますよね。秀吉か光秀かどっちに付くかを洞ヶ峠の上で迷った、という伝説。この伝説は史実ではないと言われますが、日和見の代表として言われています。
    この時点ではまだ「日和見」は迷った状態を指しているのです。

    ですが、つらつら考えるに、この「日和見をする」が「日和る」になった時点で、もう意味が少し変わってしまったのではないでしょうか。
    そもそもこの「ひよる」という言葉が広まったのは学生運動盛んなりし頃だとも言われます。当時、例えばデモに参加する際に、状況を見て(機動隊が出動していたりとか)参加を見合わせてしまう、これを「おまえ日和ったな」などと言っていたようです。当時の若者言葉ですね。またさらに学生運動に身を投じていた若者がそこから抜け出ることも「ひよる」と言ったようで。バンバンの「いちご白書をもう一度」で「就職が決まって〜髪を切ってきた時〜」はつまり「ひよった」のだそうです。
    デモに参加しなかったり集団を抜け出したりする行為は、確かに「事の成り行きを見て」いるわけで日和見をしているのには違いないのですが、その結果行動を決しているわけです。つまり「迷っている」傍観者的状態ではもうない。デモに不参加であったり組織を抜けたりという行動が伴っている。この時点でもう既に意味が転じているように思えるのですが。

    さらに、この「ひよった」という行動は、どうも弱気になった行動であるという意味が内包されているようにも思えます。機動隊が来ているからデモに参加しない。これをひよると言うときに「弱い」というニュアンスが付加されてしまったのではないでしょうか。
    それから幾年月。ついに「ひよる」は「弱る」という意味にまで単純化してしまった。そういう経緯もあるように思えるのです。
    まあね、これは僕がぼんやり考えただけの話ですから、信用はしないでいただきたいのですが。

    さて、僕はその「日和る」という、言ってみれば「略語」が出来て、もしかしたら意味まで本来と少しニュアンスが違ってくるという経緯にちょっと興味が沸くのです。次回に続く。


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    | 2008/02/29 | 言葉 | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) |

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