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    | 2016/12/30 | - | | - | - |

    あと幾度春を

  • 2007.04.27 Friday
  • 僕が住んでいる関西地方では、もう既に八重桜も散っています。これで、今年の桜はもう完全に終わりです。ややこしい天気でしたが、先月末以来長く楽しませてくれました。
    近所に芝生の上に咲く一本だけの八重桜があるのですが、散った花びらが降りつもるようにあたり一面をピンク色に染めています。これはこれで実に綺麗なもので、しばらく見ていない芝桜を思い出したりもします。花を愛でるほど風流な心を持っていない僕ですが、最近ちょっと忙しさに気持ちを失いかけていたので、こういうピンクの絨毯のような様を見るだけでも何だか和みます。

    父母が先日来、団体旅行に参加していまして、昨日帰って来たようです。いわゆる「桜前線ツアー」であったようで、福島の三春滝桜、岩手の北上展勝地、秋田の角館などを巡る実に結構な物見遊山の旅行だったようです。
    今、東北は桜が盛りなのですね。日本列島が細長いことを今さらにして思います。
    なんとなしに冒頭、「行く春を惜しむ」みたいなことを書いてしまったのですが、女房の生まれた津軽ではこのG.W.が花見の最盛期です。ブログのようなあらゆる地域の人が見るメディアでは、「花も散ったね、春も終わりだね」なんて書くのは不遜なことなのかもしれません。春はまだこれから、というところはいくらでもある。北海道の桜はまだ蕾であるのでしょうか。

    先ほどおかんと電話で話をしました。

    「ちょうど盛りやったやろ。楽しかったか?」
    「ええ旅行さしてもろたわ。おいしいもんもたくさん食べたし」

    この歳になってもまだ花より団子なのか? と思いましたが、そうでもなかったようです。

    「もうな、福島のほうでは散りかけでな、ほんでも秋田のほうではまだ満開とはいかんでなぁ」
    「ふむふむ」
    「お父さんと二人でな、あと何回桜が咲くとこ見られるやろ、とか話してたら、なんか泣けてきてなぁ…」
    「…」

    気弱なことを言っています。しかし今では両親も70歳半ば、昨年自分の母親が逝くのを看取ったおかんにとっては、もう先が見えるような気がするのでしょう。先達はもう居ない。あとは自分がどこまでいけるかわからない道を手探りで歩いていくしかない。果たしてあと幾度春を迎えられるのか、幾度桜を観ることが出来るのか…。

    「こうやって毎年桜前線追っかけて旅したら、何回でも桜観られるで。機会を増やしたらええやん」
    「そやな、そないしたら回数は増えるわな。おいしいもんも食べられるし(笑)」
    「来年も二人で行ったらええやん(笑)」

    明るく電話を切った僕でしたが、おかんは単純に笑っていたとも思えません。足腰が弱れば旅行もなかなか出られなくなることくらいはわかっているはずですから。
    来年も二人で来れるといいのにねと…と歌ったのはさだまさしでしたね。

     或の日と同じ様に 今鳩が舞う
     東風吹けば 東風吹かば君は 何処かで想いおこしてくれるだろうか
     大宰府は春 いずれにしても春… 
                                 さだまさし「飛梅」

    ハッ(゚ロ゚〃) 桜の話をしていたのに梅の歌がなんで出てくるんだっ(大汗)。

    妻と、その流れで少し話をしていました。

    「ワシらも人生折り返しやけど、あと何回一緒に桜が観られるんかなぁ」
    「何言ってんのよ。毎年花見に行こうって誘ってもあなた一緒に行かないじゃない。なによこんな時だけ気取ってそんなこと言って(怒)」
    「え、ほんでも今年は鎌倉で桜一緒に観たやんか(汗)」
    「ああして歴史絡みでもないとあなたは動かないのよ。春先は。帰ってきてから一緒に夙川でも武庫川でもいいから行こうって言ったのに、休みは家に籠っちゃってもう」
    「ほんでも花粉が飛んでるさかいに…(汗)」
    「だから、あなたの花粉症が治らない限りは一緒に桜なんて観ないじゃない。何が"あと何回"よ!」

    せっかく感傷的な話をしようと思ったのにヤブヘビでございました。花粉症はつらいよ(笑)。

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    | 2007/04/27 | 随感 | 23:18 | comments(4) | trackbacks(0) |

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  • 2016.12.30 Friday
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    | 2016/12/30 | - | 23:18 | - | - |

    コメント
    ご両親の話につい、涙しちゃいました。

    私自身、年代が変わってから(同じ年代でしたね)
    あと何度、桜が見られるか同級生と話したことが
    あります。

    桜が咲くたびに、生徒さんたちも
    あと何度見られるかと口にします。

    トルストイの短編に
    人は何で生きるか…という作品があります。
    その中で、人間が神様から与えられていないものに
    自分の最後の日がいつ来るのかを知ること…と
    天使が悟る場面があります。

    確かに自分の人生がいつ終わるか
    わかっていたら死の恐怖に怯えて生きる気力を失うかも
    知れません。
    病気での余命宣告を受けた人の生き様を見るたびに
    自分はこんな風に生きられるか…わからないなぁ〜って
    思います。

    ご両親の旅がとてもよかったようで
    自分のことのようにうれしく思いました。

    伯母がよく言ってました。
    「あなたの世代は仕事が忙しくお金も自由にならないでしょ?
     時間とお金に余裕が出来たら…って、先延ばしにしてると
     余裕が出来た頃には体力と気力がなくなってる。
     だから、多少無理をしても行きたいところへ行きたいときに
     行っておきなさい…」

    人間、先はわからないから
    今を楽しんでおきましょう。

    ご両親の話をたくさん聞いてあげてくださいね。

    長文コメント、失礼しました。
    >アラレさん
    桜があと何度観られるか、というのは、それはとりもなおさずあと何年生きられるか、ということについての比喩であり、それに対する気弱さ、みたいなものなのですが…。
    おかんの言葉の裏を聞いていますと、どうも執着心といいますか、「死の恐怖に怯える」という感じは読み取れないのですよ。死ぬことについてさほど怖がっているようにも思えない。
    それより、今生きている人たちと別れるのが辛い。死ぬのがもし嫌だとしたらそれは別れなくてはいけないからだ。そんなふうにも見えます。そこがなんともねぇ。「まだまだおいしいもんぎょうさん食べなあかんし死ねへんわ」という感じになってくれればいいのですが。

    僕たちは悟りを開くまでには至ってませんので、死ぬのはまだ怖い。それは、やりたいことがまだたくさんあるからでしょうね。自分の悦楽を断ち切られたくない。
    だから悔いの残らないようにいっぱい食べていっぱい呑まなければ…とどうしてもそっちに話がいってしまうなぁ(汗)。
    去年もおととしも だいじなともだちと 桜を見に行ったよ。
    決して病に負けないと誓った彼だったし それを信じたまるちゃんだったけど。
    今年は その桜をひとりで見たんだ。
    いまは 岸の向こうに 彼岸花が咲いてる。
    >まるちゃん
    大事なお話をありがとうございます。
    人が空に還る、というほど寂しくて辛いことはありませんね。それがごく親しい人であればなおさら。僕も人並みに生きていますので何度も見送った経験はありますが、いつになっても慣れないものです。また慣れたくもない。

    季節が巡るごとに、その人のことを思い出す。それは桜であったり彼岸花であったり。そしてまた思いを繰り返す。だから忘れることなどない。その寂寞感が辛いから一生懸命に片隅に追いやろうと試みたとしても、桜がそして彼岸花が咲くことによってまた甦る。そんなことをずっと続けます。
    せめて両親には長生きして欲しいと願っています。
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