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    | 2016/12/30 | - | | - | - |

    モクレンの花

  • 2007.02.25 Sunday
  • 今この記事を書いているのは二月下旬です。例年ならまだまだ寒くてたまらない季節のはず。
    昼、散歩でもないのですがちょっと近所を歩いていました。隣を歩く妻が急に素っ頓狂な声で僕に告げました。

    「シロモクレンの花が咲いているよ!」

    木蓮。花にうるさい妻だと「ちゃんと白木蓮と書け」と言うかもしれませんが、僕はそんなに花に詳しくないのでモクレンでまあいいかと。通常モクレンと言うと紫色の花らしいですね。当方はモクレンとコブシの区別すらちゃんとつきません。
    そんな花に疎い僕でも、この白い花は四月くらいに咲く花であることくらいは知っています。全くなんということでしょうか。少なくともひと月は早い。
    住まれているところによっては様々な感じ方があるでしょうが、大雑把に言ってしまえば「暖冬」と言っていいこの冬でした。

    厚木I.C.
    厚木I.C. 小泉今日子

    Kyon2の最新アルバム(と言ってももう4年前ですけど)である「厚木I.C.」。その中に「モクレンの花」という曲が収録されています。
    木蓮と言って思い出すのは普通スタレビの「木蓮の涙」でしょうけれども、僕はここ何年か、モクレンの花が開く頃になると決まってこの小泉さんの曲が頭の中をエンドレスで回ります。今年はひと月早い登場です。
    これは名曲だなぁと思います。作ったのは宮沢和史さんで、彼も歌っているのですがこの曲は小泉さんのほうがいい。僕も小泉さんのファンになって四半世紀が経ちますが、彼女はこの歳になって実に味わいのある歌をうたう。アイドル時代はずいぶん「上手くない」と言われた彼女でしたが(僕はそんなふうには思っていませんでしたが)、この「モクレンの花」を聴くと、歌に年輪が出てきている。

     見つめあう双葉のように 葉を濡らす夜露のように
     いつの日かあなたのそばで 同じ夢をみたい

     生まれたての月に 気づいているかしら
     あなたが行く道を照らしている月を

    生まれたての月というのはなかなか気がつかないものですが、月が沈んでいくのは時々見たりします。そういえば、月が沈む話をずっと以前に書いたことがありました。→上弦の月
    つい最近も、沈む月を見ていました。夜半過ぎ、妻がベランダで何かを取り込もうとして見つけたようです。「ねえ、月が沈むよ。出てきなよ」
    下弦の、普通より赤く染まった月が、西方向に見える六甲山に沈もうとしています。じんわりと、さりとてゆっくりでもなく足早に沈んでいく月を二人でただぼんやりと見ていました。

    「ワシら、足りてるよな?」
    「そうだね。足りてるね。」

    二人だけの生活は寂しいでしょう? とよく聞かれます。僕たちとて二人きりを望んでいたわけではなく、結果的にこの歳まで二人で暮らしているだけなのですが、最近は、これも十分に満ち足りた姿だなあと素直に思えます。周りを子供たちが走り回る情景を夢見たことがないかと言われればそれは否です。けれども、こんな幸せもあってもいいのではないか、と思います。一人じゃないんだから寂しくはない。季節には早いモクレンの花を見たり、沈み行く月を見たり。そうして、見つめあう双葉のように生きていけたらそれで十分じゃないか。そんなふうに自然に思えるようになってきました。

     いつの日かあなたの胸でそっと咲いてみたい…

    「モクレンの花」。じんわりとこんな夜には心にしみてきます。


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    | 2007/02/25 | 随感 | 18:58 | comments(4) | trackbacks(0) |

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  • 2016.12.30 Friday
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    | 2016/12/30 | - | 18:58 | - | - |

    コメント
    すごく素敵だと思います。
    凛太郎さん夫婦のように、日々の幸せをかみしめながら歳を重ねていけたらいいなと思います。
    足りてるよね、ってすごい自然に言い合えてる感じが好きです。
    お久しぶりです。
    足りてると微笑みあえるご夫婦っていいな。
    2人という単位は簡単なようで
    一番難しい単位のような気がします。
    まして、異性
    もともとは他人…

    子供たちもやがて成人して
    手元を去った時に
    残った夫婦が形だけになってる例を
    たくさん知っています。

    足りてるって言葉が
    とても心に残りました。


    >にがさん
    そんなふうに思っていただいて本当にありがとうございます。現実にはそりゃいろいろなことがありますが(笑)、少なくとも今は欠けているものはない、と思っています。素敵というには程遠いかもしれませんが、自然体でいられればそれに勝るものはない、とようやく気づき始めたところです。
    >アラレさん
    夫婦ってなんだろう、ということを最近よく考えます。谷村新司さんはかつて「最大の、そして最高の親友である」とおっしゃっていましたが、それってかなりの至言ではないかということがわかり始めています。
    「子はかすがい」とは落語でも取り上げられるくらいの真理であるのですが、そのかすがいが最初からない二人だとすれば、もともとは他人で異性である「2人という単位」を維持するためにはどうすればいいのか。それは結局変わらぬ友情であり慈しみがあれば足りるのではないか、とぼんやりと考えます。そして無理しないこと。庇うこと。そうであれば、「簡単なようで一番難しい単位」ではありますが、「難しいようで一番簡単な単位」であるような気もするのです。勘違いかもしれませんけれどもね(笑)。
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