ぱみゅぱみゅ
最近、大人気なくもきゃりーぱみゅぱみゅにハマってますね(笑)。
いや、それほど大げさな話ではないのですが、耳にこびりついて離れないといいますか。TVをほとんど見なくなってからはラジオをよく聴くようになったのですが、オンエア回数がやたら多い。そして、聴いた後はアタマの中で「つ〜けまつけまつけまつけぇる」の無限ループです。中毒性があるな。

つけまつける (通常盤) youtube
中高生女子に大人気だということですが、僕のようなおっさんにも「妙な懐かしさ」を感じさせます。パッと思い浮かぶのはジューシーフルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」。
調べてみますと、Perfumeと同じ中田ヤスタカ氏の仕掛けなんですね。なるほど。前にPerfumeについても書いたことがありますが(→これ)、しょうこりもなくまた同じ仕掛けにホイホイと引っかかっているわけでして。
新曲の「CANDY CANDY」もいいですねー。そもそも最初に彼女のことを知ったのは某tvkの屋根の上の番組だったのですが、当時高校生だったきゃりーぱみゅぱみゅを観て、てっきりキワモノだと思ったらその受け答えが妙にしっかりしていて論理だっていて、あまりにも外見とかけ離れていたので実に印象に残っています。あのときも、脳内はPONPONPONに占領されたなあ。「ぽ〜んぽ〜んうぇいうぇいうぇい」が離れない(笑)。
ところで。
とにかくおっさんにはその「きゃりーぱみゅぱみゅ」という名前が言いにくい(汗)。これは年配層にだけおこる現象かと思いきや、若者たちも結構苦労している様子。「ぱみゅぱみゅ」ってね。「ぱむぅぱむ」とか「ぱみゅぴゃみゅ」とかになったりして。
これをうまく言うためには、ドラえもんの口調を真似するといいそうです。なるほど。確かに言えます。しかし人前でそういうわけにも…。
これ、なんで難しいかといえば「pamyu」という発声を日本人はかつて経験したことがなかったからではないかと思うんです。えっと、外国語はよくわからないのですが、あるのかなぁ。あるかもしれませんが僕は知りません。少なくとも日本語にはない発声ですよね。
「ぱ」という口唇をはじけさせて出す音。それに+して「みゅ」という難しい音。mというのは両唇鼻音といって鼻にも息を送らないといけません。さらに口蓋に舌をまるめるようにつけて発音する「ゅ」という拗音。このややこしい連続音を間伐入れずに出さなければならないという…。しかもそれを繰り返すのですよ。生半可ではありません。ためしに「みゅぱみゅぱ」と言ってみてください。ワシは絶対言えねー。
こんな発声は、自然には生まれることはないだろうなと推測。分析するまでもなく、無理筋の発声ですよ。
だいたいですねー。「みゅ」という発声だけとってみても、日本語には本来なかった音なんです。
キラキラネームのときに少し触れましたが、拗音、つまり「ゃゅょ」というのは、上代日本語にはおそらくなかった発音だと言われています。だから、「きゃ しゅ ひょ」なんていう音は、ひらがな一文字では表せないのです。これは、漢字の伝来とともに日本語に入ってきた外来音でした。和語じゃなかったのです。
外国語として漢字を読まねばならなかった上代日本人は、だから苦労して読んだのです。
拗音は、母音がイ行の音につきます。清音ですと き・し・ち・に・ひ・み・り につきます。濁音は ぎ・じ・ぢ・び ですね。半濁音は ぴ です。きゃ・きゅ・きょ・しゃ・しゅ…とあって、清音ですと21音、濁音12音(現代ではじとぢが同じなので9音)、半濁音3音です。
このうち、半濁音については日本語の古代p音がf音そしてh音へと変化した経緯があるので除きますが、あとはみな漢字と共に入ってきた発音だと言われます。
客(きゃ)急(きゅ)協(きょ)社(しゃ)主(しゅ)諸(しょ)茶(ちゃ)忠(ちゅ)…などと拗音は漢字によって日本語に入りました。濁音も逆(ぎゃ)牛(ぎゅ)業(ぎょ)…と。半濁音も、今は失われていますがかつては黒田官兵衛を「くゎんぴょうえ」と発声していたことなどが知られています。連音だと今も八百八町(はっぴゃくやちょう)発表(はっぴょう)とかありますね。
ところがこれらのうち「みゅ」だけは該当する漢字がないのです。
ま行ですと「みゃ」は脈など、「みょ」は妙や名などに音がありますが「みゅ」だけは、ないのです。
これは、例のキラキラネームを書いているときに日本語の発音について本を読んでいて僕も最近知ったことなのですが、そう言われればそうだな、と。思いつきません。
金田一春彦氏の指摘だったと思いますが(そうじゃなかったらごめんなさい^^;)、音便化によって「みゅ」の例が日本語で一点だけあるそうです。「大豆生田」という地名が栃木県にあったそうで、これは「おおまみゅうだ」と読むそうです。地名としてはもう失われているようですが(検索しても見つからない)、人名として残っているらしく。足利市の市長さんは「おおまみゅうだ」さんらしいですね。
おそらく「まめうだ」が音便化して「まみゅうだ」となったと推測されますが、いつ頃からこういう音になったのでしょうか。興味が尽きません。また、山梨県には「大豆生田」という字名が2ヶ所(笛吹市石和町と北杜市須玉町)に残っているらしいのですが、笛吹市は「おおまめおだ」、北杜市は「まみょうだ」と読むらしいです。
地名・人名ですので「みゅ」は一応日本語として存在はします。でも字名とかは一般的とまでは言えませんね。漢字伝来時からの音ではおそらくありませんし。
明治以降文明開化とともに「みゅ」は欧米からの外来語として日本にやってきます。「ミュージック」「ミュージアム」「ミュータント」等々。しかし、日本人はこの発音を苦手としてきました。
「Communication」という単語があって当然これは「コミュニケーション」であるわけですが、これが「コミニュケーション」とよく言い間違えられます。これはつまり日本人のDNAが「ミュ」という音をなかなか受け付けないからでしょう。ミュージックの如く冒頭に出てくればなんとかこなしますが、コミュニケーションのように途中に出てくればとたんに言い間違える。ましてや「ぱみゅぱみゅ」なんて(笑)。
きゃりーぱみゅぱみゅの話のつもりでしたが、結局「言いにくいよその名前」の話になってしまいました(汗)。この記事は「音楽」カテゴリで書き出したのですが「言葉」カテゴリに変換…。
いや、それほど大げさな話ではないのですが、耳にこびりついて離れないといいますか。TVをほとんど見なくなってからはラジオをよく聴くようになったのですが、オンエア回数がやたら多い。そして、聴いた後はアタマの中で「つ〜けまつけまつけまつけぇる」の無限ループです。中毒性があるな。

つけまつける (通常盤) youtube
中高生女子に大人気だということですが、僕のようなおっさんにも「妙な懐かしさ」を感じさせます。パッと思い浮かぶのはジューシーフルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」。
調べてみますと、Perfumeと同じ中田ヤスタカ氏の仕掛けなんですね。なるほど。前にPerfumeについても書いたことがありますが(→これ)、しょうこりもなくまた同じ仕掛けにホイホイと引っかかっているわけでして。
新曲の「CANDY CANDY」もいいですねー。そもそも最初に彼女のことを知ったのは某tvkの屋根の上の番組だったのですが、当時高校生だったきゃりーぱみゅぱみゅを観て、てっきりキワモノだと思ったらその受け答えが妙にしっかりしていて論理だっていて、あまりにも外見とかけ離れていたので実に印象に残っています。あのときも、脳内はPONPONPONに占領されたなあ。「ぽ〜んぽ〜んうぇいうぇいうぇい」が離れない(笑)。
ところで。
とにかくおっさんにはその「きゃりーぱみゅぱみゅ」という名前が言いにくい(汗)。これは年配層にだけおこる現象かと思いきや、若者たちも結構苦労している様子。「ぱみゅぱみゅ」ってね。「ぱむぅぱむ」とか「ぱみゅぴゃみゅ」とかになったりして。
これをうまく言うためには、ドラえもんの口調を真似するといいそうです。なるほど。確かに言えます。しかし人前でそういうわけにも…。
これ、なんで難しいかといえば「pamyu」という発声を日本人はかつて経験したことがなかったからではないかと思うんです。えっと、外国語はよくわからないのですが、あるのかなぁ。あるかもしれませんが僕は知りません。少なくとも日本語にはない発声ですよね。
「ぱ」という口唇をはじけさせて出す音。それに+して「みゅ」という難しい音。mというのは両唇鼻音といって鼻にも息を送らないといけません。さらに口蓋に舌をまるめるようにつけて発音する「ゅ」という拗音。このややこしい連続音を間伐入れずに出さなければならないという…。しかもそれを繰り返すのですよ。生半可ではありません。ためしに「みゅぱみゅぱ」と言ってみてください。ワシは絶対言えねー。
こんな発声は、自然には生まれることはないだろうなと推測。分析するまでもなく、無理筋の発声ですよ。
だいたいですねー。「みゅ」という発声だけとってみても、日本語には本来なかった音なんです。
キラキラネームのときに少し触れましたが、拗音、つまり「ゃゅょ」というのは、上代日本語にはおそらくなかった発音だと言われています。だから、「きゃ しゅ ひょ」なんていう音は、ひらがな一文字では表せないのです。これは、漢字の伝来とともに日本語に入ってきた外来音でした。和語じゃなかったのです。
外国語として漢字を読まねばならなかった上代日本人は、だから苦労して読んだのです。
拗音は、母音がイ行の音につきます。清音ですと き・し・ち・に・ひ・み・り につきます。濁音は ぎ・じ・ぢ・び ですね。半濁音は ぴ です。きゃ・きゅ・きょ・しゃ・しゅ…とあって、清音ですと21音、濁音12音(現代ではじとぢが同じなので9音)、半濁音3音です。
このうち、半濁音については日本語の古代p音がf音そしてh音へと変化した経緯があるので除きますが、あとはみな漢字と共に入ってきた発音だと言われます。
客(きゃ)急(きゅ)協(きょ)社(しゃ)主(しゅ)諸(しょ)茶(ちゃ)忠(ちゅ)…などと拗音は漢字によって日本語に入りました。濁音も逆(ぎゃ)牛(ぎゅ)業(ぎょ)…と。半濁音も、今は失われていますがかつては黒田官兵衛を「くゎんぴょうえ」と発声していたことなどが知られています。連音だと今も八百八町(はっぴゃくやちょう)発表(はっぴょう)とかありますね。
ところがこれらのうち「みゅ」だけは該当する漢字がないのです。
ま行ですと「みゃ」は脈など、「みょ」は妙や名などに音がありますが「みゅ」だけは、ないのです。
これは、例のキラキラネームを書いているときに日本語の発音について本を読んでいて僕も最近知ったことなのですが、そう言われればそうだな、と。思いつきません。
金田一春彦氏の指摘だったと思いますが(そうじゃなかったらごめんなさい^^;)、音便化によって「みゅ」の例が日本語で一点だけあるそうです。「大豆生田」という地名が栃木県にあったそうで、これは「おおまみゅうだ」と読むそうです。地名としてはもう失われているようですが(検索しても見つからない)、人名として残っているらしく。足利市の市長さんは「おおまみゅうだ」さんらしいですね。
おそらく「まめうだ」が音便化して「まみゅうだ」となったと推測されますが、いつ頃からこういう音になったのでしょうか。興味が尽きません。また、山梨県には「大豆生田」という字名が2ヶ所(笛吹市石和町と北杜市須玉町)に残っているらしいのですが、笛吹市は「おおまめおだ」、北杜市は「まみょうだ」と読むらしいです。
地名・人名ですので「みゅ」は一応日本語として存在はします。でも字名とかは一般的とまでは言えませんね。漢字伝来時からの音ではおそらくありませんし。
明治以降文明開化とともに「みゅ」は欧米からの外来語として日本にやってきます。「ミュージック」「ミュージアム」「ミュータント」等々。しかし、日本人はこの発音を苦手としてきました。
「Communication」という単語があって当然これは「コミュニケーション」であるわけですが、これが「コミニュケーション」とよく言い間違えられます。これはつまり日本人のDNAが「ミュ」という音をなかなか受け付けないからでしょう。ミュージックの如く冒頭に出てくればなんとかこなしますが、コミュニケーションのように途中に出てくればとたんに言い間違える。ましてや「ぱみゅぱみゅ」なんて(笑)。
きゃりーぱみゅぱみゅの話のつもりでしたが、結局「言いにくいよその名前」の話になってしまいました(汗)。この記事は「音楽」カテゴリで書き出したのですが「言葉」カテゴリに変換…。

